将軍山展示館
将軍山古墳展示館
(しょうぐんやまこふん)
古墳の横穴式石室がまぢかに見られる
将軍山古墳は、1894(明27)年に地元の人びとにより発掘され、横穴式石室(よこあなしきせきしつ)からは馬用のカブトである馬冑(ばちゅう)や、蛇行状鉄器(だこうじょうてっき 旗さし金具)をはじめ、銅鋺(どうわん)、環頭大刀(かんとうのたち)など、多くの副葬品(ふくそうひん)が出土しました。その後、墳丘(ふんきゅう)はかなり崩れてしまいました。
そこで、これらの遺構(いこう)や遺物(いぶつ)を保存活用していくために、墳丘や堀の復原とともに、石室の内部が見学できる将軍山古墳展示館を設置しました。
古墳の墳頂(ふんちょう)・中段・造りだしに立てられた埴輪(複製品)や、展示館内部の石室に配置された遺物(復原)からは当時の姿を知ることができます。副葬品の実物は、本館の国宝展示室でご覧になれます。
上空から見た将軍山古墳と展示館
4月、菜の花に覆われる将軍山古墳