金錯銘鉄剣
資料名 金錯銘鉄剣
ふりがな きんさくめいてっけん
寸法 全長73.5cm
年代 古墳時代後期(A.D.471)
文化財の指定 国宝
地域 行田市埼玉
解説
埼玉古墳群の稲荷山古墳第1主体(礫槨)の出土品。剣身の中央に切っ先から柄(つか)に向かって、表面57文字、裏面58文字の計115文字の銘文が刻まれている。古墳時代の刀剣に刻まれた銘文としては最長である。冒頭の「辛亥年(しんがいのとし)」は西暦471年と考えられ、作刀者の「ヲワケの臣(しん)」の8代の系譜、「杖刀人首(じょうとうじんのかしら)」の職について「ワカタケルの大王(おおきみ)」(雄略天皇か?)の政治の補佐役を務めたことが書かれている。