特別史跡埼玉古墳群整備基本計画(第4・5期整備計画)について
整備基本計画とは
史跡を守り活かすためのアクションプランです。史跡を守り活かすためのルールブックである「史跡埼玉古墳群保存活用計画」(平成31年3月策定)で定めた方針を、どのように実現していくのか、整備の具体的な方法や事業計画等をまとめたものです。
目的
「史跡埼玉古墳群保存活用計画」に示された整備方針を踏まえ実施した、発掘調査成果に基づいて古墳の整備を進めるための計画です。
概要
保存活用計画で示された課題及び前計画の実施過程で生じた課題を整理し、今後10年間(令和4年度から令和13年度)を目途とした整備計画を示しました。
整備の基本方針
○恒久的に保存管理するとともに、適切な時期に学術的な検証ができる整備。
○発掘調査成果の検証に基づいた整備。
○大型古墳の密集など埼玉古墳群の価値を表現する整備、及び効果的な景観の創出。
○墳丘、周堀、中堤、造出しを含む古墳範囲、全体像を視覚的に認識できるような整備。
○自然環境に配慮した歴史的景観の復元。
○さきたま古墳公園の整備との連携・調整。
○本計画の達成状況を検証した上での第6期以降の計画策定。
主な整備計画
○史跡整備ゾーン(古墳群の特徴を表現する重要な範囲)を4つのエリアに区分。
○4つのエリアの特徴をストーリーとして生かした動線計画と見学コースの設定。
○各エリアの特徴や各古墳の内容をより理解してもらうための案内・解説板の設置。
○第4・5期(~令和13年度)に実施する鉄砲山古墳、二子山古墳の整備計画。
○各古墳の将来的な整備計画の見直し。
特別史跡埼玉古墳群整備基本計画
特別史跡埼玉古墳群整備基本計画(本文/巻頭写真~第3章 PDF:6,327KB)
特別史跡埼玉古墳群整備基本計画(本文/第4章~完成予想図・巻末資料 PDF:4,308KB)