将軍山古墳展示館

将軍山古墳展示館は、将軍山古墳の内部を利用した展示施設です。

館内では発掘調査で出土した石室の一部や、墳丘の土の層、出土品の複製等を展示しています。

開館日時・観覧料

利用案内のページをご確認ください。

 

展示内容

現在、稲荷山古墳出土の国宝「金錯銘鉄剣」複製品を1階で展示中です。
銘文研ぎ出し前と研ぎ出し後の2種類を見比べることができます。ぜひご覧ください。


復原した墳丘に立てられた埴輪の複製からは、当時の姿を知ることができます。

入口正面の壁には、墳丘崖面の土の層を剥ぎ取りしたパネルを展示しており、1500年前の人々が実際に積み上げた土を観察することができます。

1階の奥では、将軍山古墳から出土した馬具の複製品を付けた馬を展示しています。2階には、実物大の横穴式石室の一部と埋葬時の様子を復原しています。

(令和5年9月1日~令和6年3月31日は、本館が工事休館中のため副葬品の実物は公開しておりません。)馬用のカブトである馬冑ばちゅうや、蛇行状鉄器だこうじょうてっき銅鋺どうわん環頭大刀かんとうのたちなど副葬品の実物は、本館の国宝展示室でご覧になれます。

馬に乗る人物の模型

石室内部と埋葬時の様子(復原)

展示館の設置

将軍山古墳は、1894(明治27)年に地元の人びとにより発掘され、横穴式石室よこあなしきせきしつから多くの副葬品が出土しました。

その後、墳丘ふんきゅうはかなり崩れてしまいました。 そこで、これらの遺構いこう遺物いぶつを保存活用していくために、墳丘や堀の復原とともに、石室の内部を見学できる将軍山古墳展示館を1997(平成9)年に設置しました。

整備中の将軍山古墳
(1993(平成5)年撮影)