馬冑
資料名 |
馬冑 |
ふりがな |
ばちゅう |
寸法 |
現存長32cm、復元全長48.5cm、復元最大幅27cm |
年代 |
古墳時代後期 |
文化財の指定 |
なし |
地域 |
行田市埼玉 |
解説 |
埼玉古墳群の将軍山古墳の横穴式石室内出土品。馬の武装のための冑。鉄板を鋲留めして製作している。面覆い部・庇部・頬当部から成るが、面覆い部の両目の周囲だけの破片が残存する。欠損部を樹脂で補い、現存部をはめ込んだ復元品である。花びら形の庇部と半円形の頬当部は韓国南部の出土例を参考に復元した。馬冑は朝鮮半島南部、伽耶地域に出土例が多く、高句麗古墳壁画にも多く描かれている。日本国内では、将軍山古墳と和歌山市大谷古墳と福岡県古賀市船原古墳の3例しか出土していない。
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