よくある質問②

なぜ古墳はすべて茶色なのですか?

古墳が茶色に見えるのは、長い年月で表面の土が露出してしまったことが原因としてれます。(冬で表面の芝生が枯れているためかもしれません…)

 
古墳の名前はどうやって決まるのですか?
 
古墳の名前は、古墳の埋葬者が誰か特定できない古墳が多ので、墳丘に「お荷さん」あったので「稲荷山古墳」、古墳の近くに「瓦屋さん」があったので「瓦塚古墳」等、古墳環境から名づけられています。
 
古墳に穴がないのに、どうやって遺体や副葬品を古墳の中に埋葬したのですか?

遺体の埋葬方法には、竪穴式と横穴式があります。竪穴式は、墳丘(古墳のてっぺん部分)
から縦に穴を掘って埋葬部分をつくります。横穴式は、古墳の側面から横方向に入れる部屋(横穴式石室)を作ります。
遺体や副葬品(勾玉や鏡)を埋葬部分(礫槨や石室)に納め終わるまでは、埋葬部分に通じるや入口を残したまま古墳を作ります。
そして、遺体や副葬品を埋葬し終えると、石や粘土で穴や入口を塞ぐと考えられいます。
 だから古墳には穴がないように見えるのです。
 
名前がついている埴輪はありますか?
 
葛飾区柴又八幡神社境内古墳から出土した埴輪には、「トラさん」と名前がついています。
 俳優「渥美清さん」が演じた「寅さん」のように帽子をかぶっているように作られていることから名づけられました。
 
埴輪はいつごろ作り始められたのですか?
 
「円筒埴輪」は弥生時代(2世紀~3世紀)の岡山県周辺(吉備地域)で用いられていた土器などを載せるための筒型の土器「器台」をおおもとの形としてと考えられています。
続いて、3世紀後半には「家形埴輪」「器財埴輪」の一部、4世紀ごろから「動物埴輪」、5世紀ごろには「人物埴輪」がつくられ始め た、と考えられています。