武人埴輪頭部

資料名

武人埴輪頭部

ふりがな

ぶじんはにわとうぶ

寸法

現存高30cm

年代

古墳時代後期

文化財の指定

なし

地域

行田市埼玉

解説

埼玉古墳群の稲荷山古墳周堀出土品。眉庇付冑(まびさしつきかぶと)をかぶった武人埴輪の頭部。冑の上端と肩部から下を欠失する。冑の鉢部が人物の首まで覆うほど深く作られ、庇が垂直に曲がって垂れ下がるのは、実物と多少異なる。横方向の線刻と小さな粘土の瘤の貼り付けで横矧板鋲留(よこはぎいたびょうどめ)を表現する。顔は粘土板を貼り付けて作り、やや高い鼻を作る。顔面は丁寧になでられ、赤色顔料が顔・首に塗られている。