f字形鏡板付轡

資料名

f字形鏡板付轡

ふりがな

えふじがたかがみいたつきくつわ

寸法

鏡板の全長17.3cm、引手の長さ12.1cm

年代

古墳時代後期
   

文化財の指定

国宝

地域

行田市埼玉

解説

埼玉古墳群の稲荷山古墳第1主体(礫槨)の出土品。馬の口に噛ませる銜(はみ)、手綱(たづな)を取り付ける引手(ひって)、銜の外側で馬の口の側面の飾り板である鏡板(かがみいた)からなる金具。二連式の銜、f字状に湾曲した鏡板、三連の兵庫鎖(ひょうごぐさり)が付いたひさご形の引手壺が特徴である。鏡板の本体は鉄地金張りで、細かい斜線列の刻みを付けた鉄板に銀を被覆した縁金具(ふちかなぐ)を瓜実形の銀被覆鋲で留めている。朝鮮半島からの舶載品と考える説もある。