中の山古墳

6世紀末~7世紀初め 前方後円墳 墳丘長79m

最後に造られた前方後円墳

中の山古墳は奥の山古墳と並んで埼玉古墳群の南端に位置します。墳丘長は79mで、発掘調査により二重周堀をもつことがわかっています。中の山古墳が造られた6世紀末から7世紀初めは、全国的に前方後円墳があまり造られなくなる時期(古墳時代終末期)にあたり、中の山古墳は埼玉古墳群で最後に造られた前方後円墳です。中の山古墳の後には、円墳の浅間塚古墳や、正方形を呈する方墳の戸場口山古墳が造られます。

 

埴輪か須恵器か 須恵質埴輪壺

発掘調査の結果、他の古墳のような埴輪ではなく、変わった土器が出土しました。須恵器のような灰色をしており、口がラッパ状に開き底には穴が開いています。「須恵質埴輪壺」と呼ばれるこの遺物は、関東では他に類例がなく大変珍しいものです。近年の調査で、寄居町末野遺跡の窯で焼かれたことがわかっています。

 

・埼玉古墳群で最後の前方後円墳

・須恵質埴輪壺が出土

・博物館、駐車場から離れており静かな空間

中の山古墳

写真:3枚 更新:05/12 作成:05/12 管理
中の山古墳と紫陽花
遺物出土状況