二子山古墳

6世紀前半 前方後円墳 132.2m

埼玉県最大の前方後円墳

埼玉古墳群のほぼ中央に位置します。埼玉古墳群の中で、またかつての武蔵国の中で最大の規模を誇ります。二子山の名の通り、側面から見ると二つの山のように見えます。他の前方後円墳と同様、二重の長方形の周堀が周囲をめぐり、墳丘と中堤に造出しをもちます。造出しはそれぞれ西側に設けられています。

墳丘への立ち入りはできませんが、中堤を歩いて一周することができます。周囲から眺め、その大きさを実感してください。

 

最新の発掘成果から

墳丘の残りは良好ですが発掘は墳丘の周辺に集中しており、埋葬施設の位置等はわかっていません。最近では、平成25年から平成30年まで発掘調査が行われました。墳丘造出しからは、須恵器や土師器などが出土しており、埋葬に関わる儀礼が行われたと想定されています。平成29年度に行われたレーダー探査の結果、後円部東側に横穴式石室の存在が想定されています。

 

・旧武蔵国で最大の前方後円墳

・巨大な中堤造出しをもつ

・造出しからは須恵器や土師器が多く出土

二子山古墳

写真:3枚 更新:2021/05/12 作成:2021/05/12 管理
遺物出土状況(造出し)