お知らせ
令和4年度 第2回特別史跡埼玉古墳群保存整備協議会の開催について
日時:令和5年1月7日(土) 10時30分~15時
会場:埼玉県立さきたま史跡の博物館 講堂
議事:令和4年度の事業報告について
傍聴について
傍聴を希望される方は、事前に下記問い合わせ先にご連絡ください。
※ 12月29日~1月3日を除く平日9:00~16:00にご連絡ください。
お問い合わせ先
埼玉県立さきたま史跡の博物館
〒361-0025 埼玉県行田市埼玉4834
史跡整備担当 ℡048-559-1181
ほるたま展2022「埴輪男子」を開催します
さきたま史跡の博物館は、公益財団法人埼玉県埋蔵文化財調査事業団との共催により「ほるたま展2022『埴輪(はにわ)男子』」を開催します。
「ほるたま展」は、同事業団が県内のさまざまな施設で開催している巡回展示です。「埼玉を掘る」の意味で命名され、平成17年度から毎年開催しています。
今年度のほるたま展のテーマは「埴輪男子」です。さきたま史跡の博物館を会場とする今回の展示では、より多くの資料を揃えて、古墳時代の男性の職業やファッションを紹介します。あわせて、埴輪の製作技法を考える展示も行います。
スポット展示「二子山古墳の調査成果」を開催します。
本展示では、2017年度から2018年度にかけて行われた二子山古墳の発掘調査で出土した資料を展示します。
シカなどが線刻された(埴輪を焼く前に工具等で模様等が描かれた)円筒埴輪は初めてのお披露目となります。
会期
令和4年11月1日(火曜日)~令和5年3月12日(日曜日)
会場
県立さきたま史跡の博物館 国宝展示室
展示資料点数
36点
主な展示内容
(1)線刻のある埴輪
墳(ふん)丘(きゅう)造出(つくりだ)しから出土した円筒埴輪を展示します。出土した埴輪の9割以上は円筒埴輪であり、墳丘造出し周辺からは線刻が施された円筒埴輪片が多く見つかりました。線刻は、斜格子文や葉脈状の綾杉文など幾何学的な文様のほか、四肢をもつ生物のような表現など、具体的なモチーフが描かれたものもあります。なかでも復元された円筒埴輪の1点には、角をもつシカと考えられるモチーフが刻まれ、その上から「×」印が施されています。シカの線刻のある人物埴輪はさいたま市見沼区で1例確認されていますが、円筒埴輪では埼玉県内で初めての発見です。
(2)出土した土器
墳丘造出しから出土した土器を展示します。墳丘造出しからは多くの土器が出土し、なかでも須恵器の坏と土師器の高坏が主体を占めます。須恵器は複数の産地のものがあると推定され、陶邑(現大阪府)産と考えられる資料もあります。土師器の高坏は胎土が白く丁寧な作りの一群と、赤い色をした一群に大きく分かれます。白の一群は23点、赤の一群は17点出土しました。多量の土器を用いた儀礼が行われていたと考えられます。
その他
御来館にあたっては、新型コロナウイルス感染症防止対策に御理解と御協力をお願いいたします。
問い合わせ先
県立さきたま史跡の博物館 資料・展示担当 別所
史跡整備担当 ナワビ
〒361-0025 行田市埼玉4834
電話:048-559-1181 FAX:048-559-1112
企画展「家形埴輪」を開催します
さきたま史跡の博物館では、毎年埼玉古墳群や古墳時代に関連するテーマの企画展示を開催しています。
今年は、家形埴輪にスポットを当てた展示を10月8日(土)より開催します。
家形埴輪は、古墳時代前期(4世紀)に近畿地方で成立し、形象埴輪の中では最も古い段階に出現したとされています。
関東地方では、古墳時代前期の家形埴輪は確認されていませんが、中期(5世紀)前半に群馬県で確認されています。埼玉古墳群の稲荷山古墳で出土した家形埴輪は中期後半のもので、入母屋造の家形埴輪としては関東で最古の例として注目されています。
今回の展示では、家形埴輪の種類とそこから考えられる建物、埴輪から推察できる豪族の館の様子や、一般の竪穴住居の暮らしなどについて考えます。
ボランティアによる展示解説を行っています
毎週水曜日・土曜日に、ボランティアによる国宝展示室の解説を行っています。
(都合により休止する場合もございます)
1日4回、時間は10分程度です(5分は質疑応答の時間となります)
【午前】①10:30~10:45 ②11:15~11:30
【午後】③14:30~14:45 ④15:15~15:30
事前予約は不要です。御希望の方は、開始時刻までに国宝展示室前にお集まりください。
※一般団体、学校団体は対象外です。
【お問合せ先】
埼玉県立さきたま史跡の博物館(TEL:048-559-1181)