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NEW 「あおぞら まが玉教室&キッズ古墳群ガイドツアー」開催しました。

今回は、3月3日(日)に行われた「あおぞら まが玉教室」と「キッズ古墳群ガイドツアー」のようすをお伝えします。

 

 

あおぞら まが玉教室

当館で常時開催していた「まが玉づくり体験」は休館に伴い休止中のため、まが玉を屋外で作れるイベントを開催しました。会場は さきたま古墳公園の駐車場からほど近い、「北側レストハウス」でした。

 

北側レストハウスの写真。

参加者は計213名! 前回の11月に続いて多くの方に来場いただきました。

 

当日は冷たい風が吹き抜けていたため、いつもは水を使うところをぬるま湯に変えて実施しました。

3月に入ったとはいえ、当館のある行田市もまだまだ冷たい風や雨が多い毎日です。

 

会場のようす。会場の様子。

「まが玉づくり」ののぼりの横に立つ古代人。古代人も来ていたようです。

 

 

 

キッズ古墳群ガイドツアー

職員の解説を聞きながら、公園内の古墳をめぐる「古墳群ガイドツアー」。

今回は、小学生~高校生を対象に、丸墓山古墳・稲荷山古墳・将軍山古墳の3つをめぐりました。

 

丸墓山古墳に続く道付近で解説をしているところ。丸墓山古墳に続く道付近で解説をしているところ。

当日はちょうど梅が咲いている時期でした。愛宕山~丸墓山間の園道や稲荷山古墳付近など、公園内には各所に梅の木があります。

 

 

丸墓山古墳に登る参加者の皆さん。丸墓山古墳に登る参加者の皆さん。

今回は丸墓山古墳・稲荷山古墳と、登れる古墳が2つ入ったコースでしたが、皆さん最後まで元気いっぱいでした。

 

 

将軍山古墳の前で解説をしているようす。将軍山古墳の前で解説をしているようす。

 

 

今回の2つのイベントで、今年度のイベントはすべて終了しました。

 

 

4月の再開館が近くなり、このブログ更新も残り少なくなってきました。

いま、再開館に向けて新しいことを用意していますので、残りの回でいくつか紹介していく予定です。お楽しみに!

 

(広報・学習支援担当)

NEW 学芸員の仕事にチャレンジ!「古墳の調査をしてみよう」を開催しました。

当館は、小・中学生を対象にした全3回の継続型イベント「学芸員の仕事にチャレンジ!」を開催してきました。

 

今年度の初回は「古墳を歩いて大きさを測ってみよう」、第2回は「出土物を観察スケッチしよう」、

まとめとなる3回目は、「古墳の調査をしてみよう」と題して、愛宕山古墳の発掘体験を行いました。

 

本物の古墳を発掘できるなんて、なかなかできないスペシャルな体験です。

愛宕山古墳の発掘体験

愛宕山古墳の発掘現場で学芸員が説明を行っているところ。愛宕山古墳の発掘現場で学芸員が説明を行っているところ。
愛宕山古墳の発掘現場で学芸員が説明を行っているところ。

 

学芸員から発掘の仕方について説明を受けたあと、いよいよ発掘体験の開始です。

土が固くて掘るのは大変ですが、みんな夢中で掘り続けています。

 

土を掘っている参加者の皆さん。土を掘っている参加者の皆さん。
土を掘っている参加者の皆さん。

 

掘っているうちに、ただの土とはちがう、石のようなものが…

なんと埴輪の欠片が見つかりました!

本物の遺物の発見に、大興奮の子供たち(と、保護者の皆様)。

 

 

様子を見に来た古代人も、一緒に発掘体験を楽しみました。

発掘現場にやってきた古代人。
発掘現場にやってきた古代人。
発掘に挑戦する古代人。
発掘に挑戦する古代人。

 

今回は発掘体験のほかに、遺物洗い体験も行いました。

ブラシを使って軽くたたくように、丁寧に土をおとしていきます。
きれいになった欠片が埴輪や土器のどの部分なのか、学芸員に聞いている子もいました。

レストハウスで行われた遺物洗い体験のようす。

本イベントの参加者の中から、未来の学芸員が生まれるかもしれません。

今回の体験をとおして、学芸員の仕事の魅力が子供たちに伝わったら私たちも嬉しいです。

 

来年度も親子で参加できるイベントを企画していますので、ぜひご期待ください。

 

 

(広報・学習支援担当)

あおぞら まが玉教室&古墳群ガイドツアー 盛況でした!

 先週はイベントが連続して、にぎやかな週末でした。

 
 今回は、3(金・祝)と4(土)に行われた「あおぞら まが玉教室」、4(土)の「古墳群ガイドツアー『万葉歌碑をめぐる』」のようすをお伝えします。

 

あおぞら まが玉教室

 さきたま古墳公園の駐車場からほど近い、「新レストハウス」で行われたこのイベント。

会場「新レストハウス」

さきたま史跡の博物館本館で常時開催していた「まが玉づくり体験」が現在はお休みなので、その代わりという意味合いもありました。

 

 

また、埼玉県では11月1日~7日を「彩の国教育週間」と定めています。期間中は、学校・家庭・地域が一体となって、教育に対する関心と理解を一層深める取組を実施しています。

今回のイベントが、ご家庭で同じ体験をたのしみ、様々に言葉を交わすきっかけになっていたら幸いです。

開催中のようす。
 予約されていた方も、当日通りがかった方も、たいへん多くの方に参加いただきました。2日間の参加者はのべ440人以上、驚きの結果でした!

 職員もボランティアも忙しく飛び回っていて、ちょっと御対応が雑にならないかと心配することも。

開催中のようす。古代人も働きました。

 ちなみに、今回のあおぞらまが玉教室などお子様・ファミリーで楽しめる不定期のイベントは、埼玉県公式LINEアカウントで開催をお知らせしています。県内施設の優待もあるので、友だち登録してみてください!

 

友だちになろう!埼玉県LINE公式アカウントリニューアル - 埼玉県

※受信の設定によっては、当館イベントの情報が配信されない場合もあります。「ほしい情報」に「学習・文化・芸術」を設定するのがおすすめです。

 

古墳群ガイドツアー『万葉歌碑を巡る』

 今回は11月1日の「古典の日」にちなみ、前玉神社の境内にある万葉歌碑を見学する特別コースでした。前玉神社は、埼玉古墳群の鉄砲山古墳から近い浅間塚古墳の上に社殿があります。

前玉神社境内、浅間塚古墳の前。前玉神社境内、浅間塚古墳の前。

社殿に続く階段の両脇にあるのが、この歌碑です。

灯籠型歌碑(2つのうち1つ)

 一見すると普通の灯籠ですが、下の部分に歌が刻まれています。これは「佐吉多万」(さきたま)という言葉の入っている歌で、埼玉古墳群が位置する「埼玉」(さきたま)という地名が古くからあったことがわかりますね。

 

将軍山古墳で学芸員が解説を行っているところ。将軍山古墳で学芸員が解説を行っているところ。

 将軍山古墳の西側で学芸員が解説し、コースは完結です。古墳の墳丘や堀のようすが見やすい、よい位置です。

 
 将軍山古墳の出土品についても少しご紹介しました。貴重なものとしては、馬がつけるためのカブトである馬冑(ばちゅう)があります。馬冑は朝鮮半島ではよく見られますが、国内では他に2例しか見つかっていません。

馬冑
※本館が工事休館のため、馬冑は展示されていません(令和5年11月時点)。

 

 ガイドツアーではじめて顔を合わせた方も、なんとなく古墳公園の様子を見ながら雑談したり、質問し合ったり、終始和やかな雰囲気がありました。

 

 

 来週14日(火)県民の日は「さきたまミニ秋祭り」です。将軍山古墳展示館に特別に無料入館できるほか、古墳群ガイドツアーやオリエンテーリング、古代体験も実施しますので、ぜひお越しください!

馬冑

さきたまミニ秋祭り 詳細

 
(広報・学習支援担当)