あおぞら まが玉教室&古墳群ガイドツアー 盛況でした!

 先週はイベントが連続して、にぎやかな週末でした。

 
 今回は、3(金・祝)と4(土)に行われた「あおぞら まが玉教室」、4(土)の「古墳群ガイドツアー『万葉歌碑をめぐる』」のようすをお伝えします。

 

あおぞら まが玉教室

 さきたま古墳公園の駐車場からほど近い、「新レストハウス」で行われたこのイベント。

会場「新レストハウス」

さきたま史跡の博物館本館で常時開催していた「まが玉づくり体験」が現在はお休みなので、その代わりという意味合いもありました。

 

 

また、埼玉県では11月1日~7日を「彩の国教育週間」と定めています。期間中は、学校・家庭・地域が一体となって、教育に対する関心と理解を一層深める取組を実施しています。

今回のイベントが、ご家庭で同じ体験をたのしみ、様々に言葉を交わすきっかけになっていたら幸いです。

開催中のようす。
 予約されていた方も、当日通りがかった方も、たいへん多くの方に参加いただきました。2日間の参加者はのべ440人以上、驚きの結果でした!

 職員もボランティアも忙しく飛び回っていて、ちょっと御対応が雑にならないかと心配することも。

開催中のようす。古代人も働きました。

 ちなみに、今回のあおぞらまが玉教室などお子様・ファミリーで楽しめる不定期のイベントは、埼玉県公式LINEアカウントで開催をお知らせしています。県内施設の優待もあるので、友だち登録してみてください!

 

友だちになろう!埼玉県LINE公式アカウントリニューアル - 埼玉県

※受信の設定によっては、当館イベントの情報が配信されない場合もあります。「ほしい情報」に「学習・文化・芸術」を設定するのがおすすめです。

 

古墳群ガイドツアー『万葉歌碑を巡る』

 今回は11月1日の「古典の日」にちなみ、前玉神社の境内にある万葉歌碑を見学する特別コースでした。前玉神社は、埼玉古墳群の鉄砲山古墳から近い浅間塚古墳の上に社殿があります。

前玉神社境内、浅間塚古墳の前。前玉神社境内、浅間塚古墳の前。

社殿に続く階段の両脇にあるのが、この歌碑です。

灯籠型歌碑(2つのうち1つ)

 一見すると普通の灯籠ですが、下の部分に歌が刻まれています。これは「佐吉多万」(さきたま)という言葉の入っている歌で、埼玉古墳群が位置する「埼玉」(さきたま)という地名が古くからあったことがわかりますね。

 

将軍山古墳で学芸員が解説を行っているところ。将軍山古墳で学芸員が解説を行っているところ。

 将軍山古墳の西側で学芸員が解説し、コースは完結です。古墳の墳丘や堀のようすが見やすい、よい位置です。

 
 将軍山古墳の出土品についても少しご紹介しました。貴重なものとしては、馬がつけるためのカブトである馬冑(ばちゅう)があります。馬冑は朝鮮半島ではよく見られますが、国内では他に2例しか見つかっていません。

馬冑
※本館が工事休館のため、馬冑は展示されていません(令和5年11月時点)。

 

 ガイドツアーではじめて顔を合わせた方も、なんとなく古墳公園の様子を見ながら雑談したり、質問し合ったり、終始和やかな雰囲気がありました。

 

 

 来週14日(火)県民の日は「さきたまミニ秋祭り」です。将軍山古墳展示館に特別に無料入館できるほか、古墳群ガイドツアーやオリエンテーリング、古代体験も実施しますので、ぜひお越しください!

馬冑

さきたまミニ秋祭り 詳細

 
(広報・学習支援担当)