休館中ブログ
学習支援ボランティア活動中【火おこし道具制作】
普段は、まが玉づくり体験など各種体験のお手伝いをしていただいている学習支援ボランティアの皆さん。休館中でイベントが限定されている今は、どんなことをされているのでしょうか。
一つは、イベントのための道具の準備です。
火おこし体験で使う道具を作っているところです。これは舞ぎり式というやり方に対応した道具で、板状の部分を上下させると、芯が回って木どうしで摩擦を起こすことができます。
摩擦で熱を持った火種から、火をおこすことになります。
ちなみに、芯の部分は擦り減ったら取り換えられるようになっています。写真は、予備の芯を作っているところです。
「火おこし」はさきたま古墳公園内で行うほか、出張授業でも実演することがあります。この機会に新しい道具をそろえておき、来年度は万全の状態で臨みたいです。
道具制作に協力いただけるボランティアの皆さんには、感謝してもしきれません……
(広報・学習支援担当)
動画紹介「空中ガイドツアー『VR埼玉古墳群』」
当館の公式YouTubeチャンネルでは、古墳群や展示資料に関する動画を公開しています。
チャンネル内でもっとも多く再生されているのが「さきたま空中ガイドツアー『VR埼玉古墳群』」(令和3年公開)です。
これは、埼玉古墳群の全9基の古墳を上空から見ることができる動画です。指でスワイプしたり、マウスでドラッグすることで視界を360度動かすことができます。
古墳の各部分を示しながらの音声解説・字幕もついています。
さらに、VR(Virtual Reality)視聴に対応する動画のため、一部のスマートフォンのアプリや市販のゴーグルを使うと、体の動きに合わせて立体的な映像を体感することができます。
(※ VR視聴の環境や具体的な手順に関しては、YouTubeのヘルプなどをご確認ください。)
遠方でなかなか埼玉古墳群を訪れることができないかた、空から古墳を見てみたいかたも、この動画でいつでも空中散歩を楽しめます。ぜひご視聴ください。
(情報発信検討会)
休館中でもグッズは買えるんです①
休館中でも図録やグッズがほしい という方 必見!
実は休館中でも当館のグッズは郵送によって御購入いただけるんです。
どれもオリジナルで人気なものばかりですが、今回はその中でもR5.9月現在、特に売れ筋なものを紹介いたします。
①クリアファイル(鉄剣)
当館で展示している「国宝 金錯銘鉄剣」の銘文をあしらったcoolなデザインのクリアファイルです。
写真だと伝わりにくいですが、銘文が透明なため、中に入れる紙の色次第で銘文の色が変わるのが面白いですね。
②埼玉古墳群ガイドブック
全ページフルカラーで印刷された本書を読めば、埼玉古墳群のことはばっちり!A5(?)サイズで持ち運びしやすいのも嬉しいですね。
現在は博物館本館には入れませんが、さきたま古墳公園や将軍山古墳展示館はご利用いただけます。この本と一緒に埼玉古墳群の散策はいかかでしょうか。
③令和5年度図録「二子山古墳と祈りの器」
休館直前まで開催していた企画展の図録です。主に当館学芸員が執筆しています。当館の企画展にいらっしゃった方もそうでない方も古墳や出土品について詳しくなってみてはいかがでしょうか。
また、不定期にはなりますが、新しいグッズも製作しています。不定期に更新していますので、欲しいと思っても次の日には終了しているかもしれません。御購入されるなら今です。
今回は3つ御紹介しましたが、このほかにも数々の品を販売しています。また、やっぱり文字や写真だけではわからない、実際に手に取りたい、けれど休館している……という方について、一部のグッズについてさきたま古墳公園にぎわい広場北側のさきたまテラスでも販売しております、併せて要チェックです。
さきたま史跡の博物館のミュージアムグッズ通信販売については、下記ページを御参照ください。
通信販売の申込方法について - 埼玉県立さきたま史跡の博物館
(総務・公園管理担当)
将軍山古墳展示館にポスター・チラシを置きました。
今日は広報のお仕事についてお伝えします。
さきたま史跡の博物館は現在、本館が工事休館となっています。
将軍山古墳展示館は平常通り入ることができます。
(将軍山古墳展示館)
これまで本館の中にあったポスターとチラシを将軍山古墳展示館に移すため、掲示用ラックなどの什器ごと車に乗せて運びました。
入口付近の道がせまく、車を入れるのが大変でした……
無事、設置完了しました。今後さきたま古墳公園で行われるイベントの案内チラシや、Webでも受付中の「故郷さきたま写真展」応募用紙などが置いてあります。
過去の企画展リーフレットなど、ここにしか配架しないものもちらほら。
本館が使えない今、チラシやポスターで広報を行うことができる貴重な場なので、うまく活用していきたいです。
(広報・学習支援担当)
出張授業とは?/出張授業の実施に向けて
今回は、「出張授業」のおしごとについて紹介します。
出張授業とは、博物館に務める職員(主に教員免許のある者)が、小学校などに出張して授業を行うものです。
博物館のお仕事には、館内に展示を行ったり、資料や史跡を適切に管理したりするだけでなく、その価値や存在を外に伝えていくことも含まれます。たとえば埼玉県内だと、出張授業によって「埴輪」やその欠片を始めて触ったり、初めて「まが玉」を作ったりした方もいるのではないでしょうか。
余談ですが、Twitter(現X)上で、「埼玉県ではまが玉を作る授業があった」という投稿が話題になっていました。当館も取材に答えています。
埼玉で「勾玉作り」の授業あった?SNSで意見二分 22年度は604人が体験、関係者に聞いた歴史#勾玉 #埼玉https://t.co/h1bb3BQVMb
— J-CASTニュース (@jcast_news) July 2, 2023
近年でも出張授業の1つとして、「オリジナルまが玉を作ろう」を希望に応じて実施しています。
出張授業でまが玉を作った小学生の方が、休日に改めてまが玉を作りたくて来館してくれたということも結構あります。そんなことがあると、出張してよかったと思います。来年度に休館が明けたとき、博物館や古墳群にたくさん来てもらえるように頑張っていきたいです。
今年の出張授業(下半期)の実施時期は、令和5年9月1日(金)~令和6年2月29日(木)※です。先週は、この周知のために「出張授業案内パンフレット」を作成し、県内の各小学校に市町村教育委員会を通じて配布しました。すでにいくつか申込をいただいているところです。
小学校に出張することが多いものの、特別支援学校、中学・高校・専門学校からお話をいただくこともあります。まだ歴史の勉強が始まっていない小学3年~5年生のクラスでも体験やクイズを通して授業を行うことができるので、気軽にご相談いただきたいと思っています。
今年度の出張授業の様子は、このブログでもご紹介するかもしれません。また、特別ゲストに授業をお手伝いしていただくこともあります。今後の更新にご期待ください。
(広報・学習支援担当)
※(月曜日・臨時休館(年末年始休館)・土曜日・日曜日を除く)