2023年12月の記事一覧
古代人、「歴史と民俗の博物館」の展示を見る ② ★
どうも、古代人です。
前回 に引き続き、歴史と民俗の博物館で開催中の特別展「縄文コードをひもとく」に行ってきた話をするよ。
第Ⅱ部で最初に見たのは、蛇の頭がついた土器だよ。縄文時代の人は、蛇を何か大切なものとみなしていたみたいだね。1個だけじゃなく、ほかにも蛇らしき装飾がついたものがあったよ。
イノシシ、鳥など他の動物が表現されたものもあったけど、面白かったのはこの小さな器。横から見ると、カエルがお風呂に入っているように見えるよ。
次の部屋に入った瞬間、縄文土器の文様が描かれた垂れ幕が目に入ってびっくり! 迫力がある展示の仕方だね。
真ん中に描かれているのは、変わったポーズをとった人のような形だよ。わたしもポーズをとってみました。
これは煮炊きに使われた土器だよ。上下で色味が違うけど、上は煤が表面について黒く、下は火に直接触れて赤く焼けたからなんだって。
縄文の人々にとっては、これがお鍋みたいなものなんだね。
ぜんぜん知らなかったけど、縄文土器には顔のような形が付いたものもたくさんあるんだ。それぞれ表情の作り方がまったく違っているよ。
どんな願いをこめて当時の人は作ったのかな。
この大きな深鉢は人の骨とともに見つかったんだって。縄文の人々は、埋葬の時も土器を使っていたんだね。
そういえば埼玉古墳群でも、亡くなった人をまつる儀式のために土器を使っていたという話があったね。
さきたま史跡の博物館 令和5年度企画展「二子山古墳と祈りの器」
この土器、飾りの部分がうまくつながっていなかったよ。わざとずらしたみたいにも見えるけど、どんな意味があったんだろう。
この土器は、豚の鼻みたいな形の飾りがたくさんついていたよ。
学芸員さんに、よく気づいたねと褒められてうれしかった。この飾りは、「安行式土器」の特徴の一つなんだって。
同じ形の飾りがついたものがいくつかあって、作り方のコードが共有されていたことがわかるね。
全部で230点も展示されていたから、まだ少し続きがあるよ!
次で紹介記事は最後になるかな?
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わたしが見てきた特別展「縄文コードをひもとく」の会期は来年1月14日まで。
年始めに開館の予定もあるそうだから、歴史と民俗の博物館に行ってみるのもいいかもしれないよ!
博物館でお正月 - 埼玉県立歴史と民俗の博物館(他館のHPに移動します。)
ときどき書かせてもらったこのブログも、今年の更新はこれで最後です。
皆さま、よいお年を!
(古代人)
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