休館中ブログ
ボランティアを募集します!+活動紹介(環境整備) ★
1月12日より、来年度ボランティアの募集が始まりました。
募集するのは、環境整備ボランティア30名程度、学習支援ボランティア若干名です。
学習支援ボランティアの活動内容は以前にも紹介したので、
今回は環境整備ボランティアの活動について紹介していきます。
活動日時は、毎週火曜日9:00~11:00です。原則、月2回程度の参加をお願いしています。
主な内容は ①園内の除草・清掃、②花の植え替え・手入れ です。
①園内の除草・清掃
環境整備ボランティアの皆さんには、お花のあるところを中心に、除草をしたり落ち葉を集めたりしていただいています。
さきたま古墳公園は39.6万㎡の広さがあり、これは東京ディズニーランドより少し小さいくらいなので、きれいに保つのは大変です。もちろん清掃会社の方にも日々の清掃をお願いしていますが、ボランティアの皆さんのお力があるとたいへん助かります。
新レストハウス前花壇除草の様子
②花の植え替え・手入れ
公園内にいくつかある花壇に、様々な花を植えていただきます。マリーゴールド、水仙、ユリ、プランターにはパンジーなど、種類豊富です。
博物館や新レストハウス、中の山古墳を訪れたときにはこれらの花がお迎えしてくれますが、こうした花は環境整備ボランティアの皆様のおかげで維持できています。
事務室付近にグリーンカーテンの設置もあります。
グリーンカーテン設置の様子。
ボランティアなので報酬をご用意することはできないのですが、お花を育てることに関連して「ベニバナ染め」という行事をボランティアの皆様で開催することがあります。
種を撒いて花を付けたベニバナを集めて、お持ちの布製品を染めることができます。きれいな色に染まって楽しいので、ボランティアに参加されたらぜひやってみてください。
ベニバナで染めたタオル。
※量が限られているため、環境整備ボランティアの皆様以外の参加は不可としています。
お花の世話が好き、古墳や自然が好きな方は、環境整備ボランティアに参加してみませんか?
申込用紙、詳細は次のページからご確認ください。
(広報・学習支援担当)
ブログ読者プレゼント「国宝を集めよう!」⑤
今回の国宝は「画文帯環状乳神獣鏡」です。
今後の記事で発表される国宝7点を覚えてクイズに答えると、先着20名の方にプレゼントが当たります!
(プレゼントは終了しました)
企画概要は下のページをチェック!
https://sakitama-muse.spec.ed.jp/blogpresent_kokuhou
古代人、「歴史と民俗の博物館」の展示を見る ③(終) ★
どうも、古代人です。
歴史と民俗の博物館の特別展「縄文コードをひもとく」に行ってきた記録、最終回です!
展示室の最後は「最後の縄文土器」。縁のあたりに「浮線網状文」(ふせんあみじょうもん)という細い網模様がついていることが多いんだって。
このあと弥生時代、古墳時代に入っていくんだね。
大ボリュームの展示だけど、解説をしてもらったらあっという間だった。
知らないことばかりで面白かった!
展示室を出ると、「埼玉縄文カード」を配付していたから6種類もらったよ。好きな土器がカードになっていたら嬉しいね。
県内のほかの施設でも、「埼玉縄文カード」を配付しているよ。
縄文カード詳細を確認する(歴史と民俗の博物館公式サイトに移動します)
他の施設のカード2枚と、歴史と民俗の博物館配布のカードを持っていると、特別なカードがもらえるよ!
配布期間はまもなく終了(1月14日(日)まで)! この週末が最後のチャンスだね。
特別展示室を出た後は、歴史と民俗の博物館の中を探検したよ。
まず立ち寄ったのはミュージアムショップ。今回の特別展の図録を忘れずに買っておかないとね。
常設展示室はとても充実していたよ。
県内の新しい出土品の特集展示に、
壁一面に展示される縄文土器。今回の特別展の土器と共通点が見つかりそうだね。
なにか見覚えのある剣がある。これは「金錯銘鉄剣」のレプリカだ!
さすが埼玉の超重要史料。ここでも見ることができるんだね。
洞窟? いや、これは古墳の石室だ!
将軍山古墳展示館の石室復元展示を思い出すなあ。
常設展は縄文から古墳時代だけじゃなくて、そのあとの飛鳥時代以降の展示室もあるよ。民俗資料の展示も!
また、まが玉づくりや藍染めなどいろいろな体験に挑戦できる「ゆめ・体験ひろば」もあるよ。
時間がなくて結局入れなかったのが残念……
わたしが見てきた特別展「縄文コードをひもとく」は1月14日(日)で終わるけど、今度は常設展もゆっくり見に行きたいね。
お世話になった2人の学芸員さんにお礼を言って、帰りました。
本当に縄文土器って色々なものがあるんだね。勉強になりました。
さきたま史跡の博物館でまたお手伝いするときにも、この知識が活かせたらいいなあ。
いつもブログを見てくれている皆さん、ありがとう!
今度、読者のみなさんに博物館からプレゼントがあるみたいだね。
記事の最後に出てくる7種類の国宝をチェックして、1月26日以降にクイズに答えてみてね。
(古代人)
ブログ読者プレゼント「国宝を集めよう!」④
今回の国宝は「勾玉」です。
今後の記事で発表される国宝7点を覚えてクイズに答えると、先着20名の方にプレゼントが当たります!
(プレゼント応募受付は終了しました。)
企画概要は下のページをチェック!
https://sakitama-muse.spec.ed.jp/blogpresent_kokuhou
新しい3Dモデル公開しました!!③
水鳥形埴輪の3Dモデルを公開しました。
今回3Dモデル化した館蔵資料は、瓦塚古墳から出土した水鳥形埴輪です。この水鳥形埴輪は、平成2年度に実施された瓦塚古墳の発掘調査で前方部西側の外堀から出土し、その出土状況から本来は中堤に並べられていたものと推測されています。この資料は足ひれがあることから水鳥であるとされており、白っぽい粘土が塗ってある可能性があることから白鳥を模したものかもしれません。
瓦塚古墳ではこれ以外にも多くの形象埴輪が出土しており、それらの出土状況からどのような配列で形象埴輪が並べられていたのかを復元し、形象埴輪を古墳に並べることの意味を考える研究も行われています。
今後とも少しずつではありますが、瓦塚古墳の形象埴輪をご紹介していきたいと考えています。
(史跡整備担当)
↓ 3Dモデルを見てみる
古代人、「歴史と民俗の博物館」の展示を見る ② ★
どうも、古代人です。
前回 に引き続き、歴史と民俗の博物館で開催中の特別展「縄文コードをひもとく」に行ってきた話をするよ。
第Ⅱ部で最初に見たのは、蛇の頭がついた土器だよ。縄文時代の人は、蛇を何か大切なものとみなしていたみたいだね。1個だけじゃなく、ほかにも蛇らしき装飾がついたものがあったよ。
イノシシ、鳥など他の動物が表現されたものもあったけど、面白かったのはこの小さな器。横から見ると、カエルがお風呂に入っているように見えるよ。
次の部屋に入った瞬間、縄文土器の文様が描かれた垂れ幕が目に入ってびっくり! 迫力がある展示の仕方だね。
真ん中に描かれているのは、変わったポーズをとった人のような形だよ。わたしもポーズをとってみました。
これは煮炊きに使われた土器だよ。上下で色味が違うけど、上は煤が表面について黒く、下は火に直接触れて赤く焼けたからなんだって。
縄文の人々にとっては、これがお鍋みたいなものなんだね。
ぜんぜん知らなかったけど、縄文土器には顔のような形が付いたものもたくさんあるんだ。それぞれ表情の作り方がまったく違っているよ。
どんな願いをこめて当時の人は作ったのかな。
この大きな深鉢は人の骨とともに見つかったんだって。縄文の人々は、埋葬の時も土器を使っていたんだね。
そういえば埼玉古墳群でも、亡くなった人をまつる儀式のために土器を使っていたという話があったね。
さきたま史跡の博物館 令和5年度企画展「二子山古墳と祈りの器」
この土器、飾りの部分がうまくつながっていなかったよ。わざとずらしたみたいにも見えるけど、どんな意味があったんだろう。
この土器は、豚の鼻みたいな形の飾りがたくさんついていたよ。
学芸員さんに、よく気づいたねと褒められてうれしかった。この飾りは、「安行式土器」の特徴の一つなんだって。
同じ形の飾りがついたものがいくつかあって、作り方のコードが共有されていたことがわかるね。
全部で230点も展示されていたから、まだ少し続きがあるよ!
次で紹介記事は最後になるかな?
このシリーズを毎日見たい方は、さきたま史跡の博物館のX(旧Twitter)公式アカウントをチェックしてね。 #古代人の日常SP で検索すると、投稿をまとめて見ることができるよ。
わたしが見てきた特別展「縄文コードをひもとく」の会期は来年1月14日まで。
年始めに開館の予定もあるそうだから、歴史と民俗の博物館に行ってみるのもいいかもしれないよ!
博物館でお正月 - 埼玉県立歴史と民俗の博物館(他館のHPに移動します。)
ときどき書かせてもらったこのブログも、今年の更新はこれで最後です。
皆さま、よいお年を!
(古代人)
ブログ読者プレゼント「国宝を集めよう!」③
今回の国宝は「帯金具」です。
今後の記事で発表される国宝7点を覚えてクイズに答えると、先着20名の方にプレゼントが当たります!
企画概要は下のページをチェック!
古代人、「歴史と民俗の博物館」の展示を見る ① ★
どうも、古代人です。
今、「埼玉県立歴史と民俗の博物館」で、縄文時代の土器を特集する展示が開催されているのを知っていますか?
その名も、「縄文コードをひもとく 埼玉の縄文土器とその世界」。
この前チラシを見て気になったので、実際に展示を見てきました! 今回はそのときのことを振り返るよ。
博物館の公式X(旧Twitter)にも写真を投稿しているから、アカウントのある方はぜひ見てね。
ここが歴史と民俗の博物館。
特別展示室に入っていくよ。
展示を担当した学芸員の方が展示を案内してくれることになった! よろしくお願いします。
縄文時代は、さきたま史跡の博物館で学んだ古墳時代よりもずっと前の時代だね。
最初は、縄文土器の大きな流れを紹介する展示だよ。
今回は、230点もの資料が集まっているんだって。
綺麗な模様が入った土器があったよ。前期のものだって。
色々な方向に縄目が施されていて、すごく繊細な感じがしたよ。
第Ⅱ部の最初では、展示の名前にもなっている「縄文コード」の意味が解説されているよ。
縄文時代の人の世界観、土器のつくり方、作った人の出自、土器のつかい方といった、4つのコード(code)を縄文土器から読み取ることができるんだって。
展示はまだまだ続きがあったけど、長くなりそうなので今回はここまで。
続きは、X(旧Twitter)の投稿に合わせてまた来週更新するよ!
このシリーズを毎日見たい方は、さきたま史跡の博物館のX(旧Twitter)公式アカウント をチェックしてね。 #古代人の日常SP で検索すると、投稿をまとめて見ることができるよ。
もちろん、実際に歴史と民俗の博物館に出かけて、続きを確かめるのもおすすめ。
特別展「縄文コードをひもとく」の会期は来年1月14日(日)までだよ。
またね!
(古代人)
ブログ読者プレゼント「国宝を集めよう!」②
今回の国宝は「金錯銘鉄剣」です。
今後の記事で発表される国宝7点を覚えてクイズに答えると、先着20名の方にプレゼントが当たります!
企画概要は下のページをチェック!