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NEW 愛宕山古墳 現地見学会を開催しました/発掘調査③

2024年2月3日(土)に愛宕山古墳の現地見学会を開催しました。

 

数日前には雪が降ってしまいましたが、当日は晴天に恵まれ、計401名の方にご参加いただきました。多くのご参加ありがとうございました!

 

 

学芸員からは、調査の成果として、①周堀(内堀・外堀)を確認できたこと ②前方部で旧表土(古墳時代の地表面)及び中断テラスが確認できたこと ③前方部の墳丘の始まりや墳裾部を確認できたことを中心にお話ししました。

 

また、見学会では普段登ることのできない墳丘に登っていただくこともメインのひとつでした。普段と違った景色で古墳をご覧いただけたのではないかと思います。

見学会の様子1。見学会の様子1

 

 

 

見学会の様子2 見学会の様子2

 

見学会の様子3 見学会の様子3

 

 

さて、ブログにて発掘調査の様子をお伝えしてきましたが、発掘調査も終盤を迎え、今回で最後になります。

埋め戻しの様子埋め戻しの様子

調査が終了したら、掘った土は埋め戻していきます。遺構保存のため墳丘に重機の立ち入りは禁止されています。そのため、墳丘の土は人力で埋め戻しています。

 

 

遺物洗浄の様子。遺物洗浄の様子

これから出土遺物の観察や研究をするため、遺物についた土を丁寧に落としていきます。

 

 

前方部完掘前方部側完掘

 

 

見学会で発表した成果は今後の調査・研究でさらに検討を加えていき、最終的な成果は報告書やまた別の形で皆様にご紹介したいと思います。

 

(史跡整備担当)

NEW 学芸員の仕事にチャレンジ!「古墳の調査をしてみよう」を開催しました。

当館は、小・中学生を対象にした全3回の継続型イベント「学芸員の仕事にチャレンジ!」を開催してきました。

 

今年度の初回は「古墳を歩いて大きさを測ってみよう」、第2回は「出土物を観察スケッチしよう」、

まとめとなる3回目は、「古墳の調査をしてみよう」と題して、愛宕山古墳の発掘体験を行いました。

 

本物の古墳を発掘できるなんて、なかなかできないスペシャルな体験です。

愛宕山古墳の発掘体験

愛宕山古墳の発掘現場で学芸員が説明を行っているところ。愛宕山古墳の発掘現場で学芸員が説明を行っているところ。
愛宕山古墳の発掘現場で学芸員が説明を行っているところ。

 

学芸員から発掘の仕方について説明を受けたあと、いよいよ発掘体験の開始です。

土が固くて掘るのは大変ですが、みんな夢中で掘り続けています。

 

土を掘っている参加者の皆さん。土を掘っている参加者の皆さん。
土を掘っている参加者の皆さん。

 

掘っているうちに、ただの土とはちがう、石のようなものが…

なんと埴輪の欠片が見つかりました!

本物の遺物の発見に、大興奮の子供たち(と、保護者の皆様)。

 

 

様子を見に来た古代人も、一緒に発掘体験を楽しみました。

発掘現場にやってきた古代人。
発掘現場にやってきた古代人。
発掘に挑戦する古代人。
発掘に挑戦する古代人。

 

今回は発掘体験のほかに、遺物洗い体験も行いました。

ブラシを使って軽くたたくように、丁寧に土をおとしていきます。
きれいになった欠片が埴輪や土器のどの部分なのか、学芸員に聞いている子もいました。

レストハウスで行われた遺物洗い体験のようす。

本イベントの参加者の中から、未来の学芸員が生まれるかもしれません。

今回の体験をとおして、学芸員の仕事の魅力が子供たちに伝わったら私たちも嬉しいです。

 

来年度も親子で参加できるイベントを企画していますので、ぜひご期待ください。

 

 

(広報・学習支援担当)

愛宕山古墳、発掘中です!② ★       

今年も新年早々、発掘調査が始まっています。

 

 

今回の調査は墳丘南側(前方部側)の周堀と墳丘北側(後円部側)の墳裾の範囲を確認することが目的ですが、墳丘南側の周堀はほぼ調査が完了しました。

 

重機で掘削した後、遺構面を確認するために移植ゴテ(=園芸などで使用する小さなスコップ)、ガリ(または三角など呼び方は様々あります)、鋤簾(ジョレン)などの道具を駆使してきれいにしていきます。

精査作業の様子。(精査作業の様子)

すると...

 

遺構検出状況(遺構検出状況)

写真だと少しわかりづらいですが、画面右と左で土の色の違いがわかるでしょうか。左のほうが黒っぽい土ですね。そして中央奥に逆三角形でまた少し違う土があります。

マーカーで記すとこんな感じになります。↓
遺構検出状況2遺構検出状況2

 昭和56年の調査成果の図面と照らし合わせると、これらの遺構が中堤・外堀・外堀を壊す新しい溝ということが明らかになりました。前回の調査で見つかった遺構の続きが検出されたことは今回の成果のひとつです。

 

 また、墳丘側には内堀も確認されましたが、新しい時期の溝がいくつか入り込んでおり、墳丘の立ち上がりと内堀との境はまだ検討中です。

一方、内堀からは埴輪片がある程度まとまって出土しました。内堀は墳丘に近いため、崩れ落ちてきた破片が溜まりやすいのだと思われます。

 

 

 発掘調査は、平面だけではなく断面も大切な情報となります。平面的に遺構が確認出来たら、掘削しながらどのように土が堆積したのかを断面で確認していきます。

図面作成の様子(図面作成の様子)

 年明けからは前方部の墳丘をメインに掘削していきます。旧表土(=古墳築造当時の地表面)、埴輪列(=埴輪が並んでいた痕跡)、テラス(=墳丘の途中にある、埴輪が並べられていた平坦な部分)を確認することが目標です。

 

前方部墳丘掘削状況(前方部墳丘掘削状況)

墳丘は中軸から東側に1m幅で広げました。ここから慎重に掘り下げ、築造当初の面を確認します。

 

 

早いもので調査もあと2か月を切りました。風の強い時期になりますが、引き続き調査を進めていきたいと思います!

 

なお、今回ご紹介した成果は現段階の所見で、今後調査の進展や整理作業の過程で調査見解が変わる可能性もあります。何卒ご了承ください。

 
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

(史跡整備担当)


ブログ読者プレゼント「国宝を集めよう!」⑦

「国宝を集めよう!」バナー画像。

今回の国宝は「銀環」です。

銀環(ぎんかん)

これまで記事で紹介した国宝点を覚えてクイズに答えると、先着20名の方にプレゼントが当たります!
(プレゼントは終了しました)

企画概要は下のページをチェック!

https://sakitama-muse.spec.ed.jp/blogpresent_kokuhou

 

ボランティアを募集します!+活動紹介(環境整備) ★

1月12日より、来年度ボランティアの募集が始まりました。

募集するのは、環境整備ボランティア30名程度、学習支援ボランティア若干名です。

 

学習支援ボランティアの活動内容は以前にも紹介したので、

今回は環境整備ボランティアの活動について紹介していきます。

 

活動日時は、毎週火曜日9:00~11:00です。原則、月2回程度の参加をお願いしています。

主な内容は ①園内の除草・清掃②花の植え替え・手入れ です。

 

①園内の除草・清掃

環境整備ボランティアの皆さんには、お花のあるところを中心に、除草をしたり落ち葉を集めたりしていただいています。

さきたま古墳公園は39.6万㎡の広さがあり、これは東京ディズニーランドより少し小さいくらいなので、きれいに保つのは大変です。もちろん清掃会社の方にも日々の清掃をお願いしていますが、ボランティアの皆さんのお力があるとたいへん助かります。

新レストハウス前花壇除草の様子新レストハウス前花壇除草の様子

 

②花の植え替え・手入れ

公園内にいくつかある花壇に、様々な花を植えていただきます。マリーゴールド、水仙、ユリ、プランターにはパンジーなど、種類豊富です。

博物館や新レストハウス、中の山古墳を訪れたときにはこれらの花がお迎えしてくれますが、こうした花は環境整備ボランティアの皆様のおかげで維持できています。

博物館入口前プランター植え替えの様子新レストハウス前マリーゴールド他植え替えの様子

 

事務室付近にグリーンカーテンの設置もあります。

グリーンカーテン設置の様子。グリーンカーテン設置の様子。

ボランティアなので報酬をご用意することはできないのですが、お花を育てることに関連して「ベニバナ染め」という行事をボランティアの皆様で開催することがあります。

種を撒いて花を付けたベニバナを集めて、お持ちの布製品を染めることができます。きれいな色に染まって楽しいので、ボランティアに参加されたらぜひやってみてください。

ベニバナで染めたタオル。ベニバナで染めたタオル。

※量が限られているため、環境整備ボランティアの皆様以外の参加は不可としています。

 


お花の世話が好き、古墳や自然が好きな方は、環境整備ボランティアに参加してみませんか?

申込用紙、詳細は次のページからご確認ください。


ボランティア > これから登録を希望される方

(広報・学習支援担当)


ブログ読者プレゼント「国宝を集めよう!」⑤

「国宝を集めよう!」バナー画像。

今回の国宝は「画文帯環状乳神獣鏡」です。

画文帯環状乳神獣鏡

今後の記事で発表される国宝点を覚えてクイズに答えると、先着20名の方にプレゼントが当たります!
(プレゼントは終了しました)

企画概要は下のページをチェック!

https://sakitama-muse.spec.ed.jp/blogpresent_kokuhou

 

新しい3Dモデル公開しました!!③

  水鳥形埴輪の3Dモデルを公開しました。

 

白鳥形埴輪

公開ページ(外部サイトへ移動します。)

 

 

 

 今回3Dモデル化した館蔵資料は、瓦塚古墳から出土した水鳥形埴輪です。この水鳥形埴輪は、平成2年度に実施された瓦塚古墳の発掘調査で前方部西側の外堀から出土し、その出土状況から本来は中堤に並べられていたものと推測されています。この資料は足ひれがあることから水鳥であるとされており、白っぽい粘土が塗ってある可能性があることから白鳥を模したものかもしれません。

 

 瓦塚古墳ではこれ以外にも多くの形象埴輪が出土しており、それらの出土状況からどのような配列で形象埴輪が並べられていたのかを復元し、形象埴輪を古墳に並べることの意味を考える研究も行われています。

 

 今後とも少しずつではありますが、瓦塚古墳の形象埴輪をご紹介していきたいと考えています。

(史跡整備担当)

 

↓ 3Dモデルを見てみる

研修会に参加しました。      

 先月、埼玉県博物館連絡協議会東・北部地域連絡協議会主催による研修会が開催されました。

 

 「埼玉県博物館連絡協議会」とは、会員相互の交流と連携を目的に、県内81か所(令和5年度現在)の博物館関連施設が加盟する団体で、現在県内4つの地域協議会(南部、西部、東・北部、秩父)に分かれてそれぞれが活動を行っています。さきたま史跡の博物館が所属する東・北部地域連絡協議会(24か所が所属)では、例年夏から秋にかけてスタンプラリー事業、秋に研修会を行っています。

 

 今年度の秋の研修会は、宮代町にある日本工業大学工業技術博物館を会場に行われました。

研修会の様子。

展示見学の様子。

同博物館は、機械を作る機械「工作機械」をテーマにした博物館で、我が国産業の発展に貢献した歴史的価値の高い工作機械を中心に400点以上の工業製品を展示しています。研修では、日本工業大学客員教授の清水伸二館長より、工作機械を展示する意義と博物館の取組みについての講演の後、常設展示室で工作機械の動態展示や町工場の復元展示などを見学しました。

 

 今回の研修は、一見すると自分たちの博物館に直接つながりのない工作機械がテーマでしたが、近代日本の人々の生活に身近となった機械製品が生まれた背景を知る機会となり、当時の歴史や生活文化を改めて深く理解できました。また展示資料の分野は違っても、博物館に共通する課題を共有することができ、たいへん有意義な研修会となりました。

 

(kisamin。)

NEW 休館中の展示室の「いま」は?

令和5年9月1日から始まりました改修工事期間中の展示室の様子をご紹介します。

 

こちらは休館前の国宝展示室と企画展示室の様子です。

国宝展示室

企画展示室(企画展「二子山古墳と祈りの器」)

 

休館中は展示室内も工事を実施するため、展示ケース内の埴輪等を取り出し、ケース内を空にしました。

梱包した埴輪等(国宝展示室)

作業後の展示ケース(国宝展示室)梱包した埴輪等(企画展示室)

 

 

そして、9月下旬からは一部の展示ケースや床にはベニヤ板が張られ、工事が始まりました。

国宝展示室(養生後)

休館から3か月経った現在も展示室は照明や空調などの改修工事を実施中です。

 

(資料・展示担当)

愛宕山古墳、発掘中です!       

 11月1日から愛宕山古墳の発掘調査がはじまりました。

 ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、愛宕山古墳は埼玉古墳群の中で最小の前方後円墳で、墳丘全長が54.7mです。同じく埼玉古墳群の中にある二子山古墳は武蔵国で最大の前方後円墳で、墳丘全長が132.2mもあります。比べてみるとその差がよくわかります。

 昭和56年に埼玉県教育委員会と行田市教育委員会によって2回調査が行われており、前方部南側調査区の東南部では内堀のコーナー部が確認されています。

 下記URLより報告書をご覧いただけますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。

1985_埼玉古墳群発掘調査報告書第三集_愛宕山古墳_埼玉県教育委員会.pdf

 

 

 令和3年度には墳丘西側の調査が行われましたが、後世に改変を受けており、西側の外堀、内堀、造出し(=葬送儀礼の場と考えられる、墳丘に取り付く突出部)は確認できませんでした。しかし、2つのトレンチから旧表土(=古墳築造当時の地表面)を確認することができました。

 

 

 赤線間の層と上下の層で土色が異なることがわかるでしょうか?この赤線間の黒っぽい層が旧表土です。ここを境に上部が盛土で下部が地山(=人為的な手が加えられていない、基盤となる土層)です。

 

 

 そして今年度の調査では、墳丘南側(前方部)の周堀と墳丘北側(後円部)の墳裾の範囲を確認します。

 初日は、重機を使って「表土掘削」を行いました。新しい時期の表土を剥いで、遺構を確認します。

 

 遺構を壊さないように、学芸員立会いのもと慎重に掘り下げていきます。

 

 表土剥ぎが終わったら、遺構をしっかりと確認するためにトレンチの壁と床をきれいにします。これを精査と呼んでいます。

 精査の様子

      精査の様子

 

 

 こちらは土のう作りの様子です。土のうは、専用の袋に土を入れて縛ったもので、ブルーシートが飛ばないようにおもりとして使用したり、深く掘ったトレンチで階段として使用するなど、発掘現場では欠かせません。

土のう 土のうづくりの様子

 

今回は愛宕山古墳の概要と調査の駆け出し部分をお伝えしました。

 


まだまだ始まったばかりなので、今後も調査の様子をお届けします!

新しい3Dモデル公開しました!!②          

土器の3Dモデルを公開しました。

 高坏 土師器の3次元モデル。

https://sketchfab.com/3d-models/13216ee5c2bd4b59814f2c25362d724a

 

 

 今回3Dモデル化した館蔵資料は、鉄砲山古墳から出土した長脚高坏(土師器)です。この長脚高坏は平成23年度の発掘調査で横穴式石室の正面の墳丘下段テラスから7個体出土しており、埋葬に際して行われた祭祀に関わるものと考えられています。大きさは口縁部径が25㎝ほどで、器高は25~27㎝前後となり、同時期の一般的な集落で出土するものと比較しても大型のものであり、古墳への埋葬祭祀を目的として製作された特殊なものと考えられています。関東地方では、甲塚古墳(栃木県下野市)や金鈴塚古墳(千葉県木更津市)などで出土しており、各地の有力古墳からの出土例が確認されています。

 

 

 3Dモデルを通して、古墳の埋葬祭祀に使われたと考えられる土器を観察してみてください。

まが玉づくり「新」解説動画 制作中!       

 当館の人気体験プログラム、「まが玉づくり体験」。

 

 現在は工事休館中のため、まが玉体験も休止していますが、おうちでまが玉づくりができる「まが玉づくりセット」を郵送で販売中です。

 セットの説明書または公式YouTubeチャンネルから、まが玉の作り方の解説動画を見ることができます。

「三▷」(再生リスト)を押すと各動画を切り替えることができます。

 この動画は令和2年度に撮影されたものです。しかし、ぼやけたところが多かったり、細かいやり方が説明書と違っていたりします。

(12月7日、新しい動画を公開しました。↑の動画も新しいものに差し替えています。)

 

 そのため、今回の休館中に改めて動画を撮影しました。

 職員がパソコンで動画を編集しているところ。 
一手順ずつ映像を撮影し、必要な部分だけ切り出してつなぎ合わせます。

字幕や図解イラストもつけて、誰でも内容がよくわかるようにします。慣れない作業ですが、調べながら進めています。

 

 

順調に進むと、来週には公開できそうです。

 

まが玉づくりの新しい動画にご期待ください!

 
(広報・学習支援担当)

出張授業で火おこしに挑戦!?          

 博物館本館は現在休館中ですが、「呼んで学ぶ」を実現するため、学習支援担当は様々な学校に出張授業を実施しています。今回は県内の特別支援学校での実践をご紹介します。

 

 

 今回、出張授業を行ったのは県内の特別支援学校高等部1年生30名。古代人も一緒に授業に参加してくれました。

 

授業のようす。自己紹介する古代人。授業のようす。自己紹介する古代人。

 前半は、「古墳時代へタイムスリップ」です。これは、「古墳時代がどんな時代なのか」、「埼玉古墳群ってどんな場所なのか」、「はにわって何か」など古代についての学習を行います。ただ難しい話を一方的に聞いていてもつまらないので、説明の中にはたくさんのクイズが出てきます。そのクイズの回答をグループで考え、ホワイトボードに書いていきます。時には大人でも難しいような問題を、友達と協力して回答を導き出していました。正解したグループには大きな拍手が送られていました。

 また、授業の最後には本物の遺物(今回は円筒埴輪片)をさわる時間も設けました。生徒の皆さんが目を輝かせながらやさしくさわる姿が印象的でした。

 埴輪片を観察しているところ。埴輪片を観察しているところ。

 後半は、「火おこしに挑戦!」です。古代の発火具を用いて実際に火を出すことに挑戦します。始めに、職員が道具の使い方を実演し、グループに分かれて体験開始です。

 開始直後は、はじめて触る器具に悪戦苦闘する様子が見られましたが、ここで登場するのが力強い助っ人です。当館には学習支援ボランティアが在籍しており、今日も4名の方がお手伝いに来てくれました。百戦錬磨のボランティアさんのアドバイスにより少しずつ煙が発生し、焦げ臭いにおいがしてきました。一生懸命火おこし器具を上下に動かす生徒の額には汗が。一生懸命、物事に取り組む姿は本当にかっこいいです。コツをつかむことに成功し、火種が十分できたら感動の瞬間はもうすぐです。火種を麻の繊維に包み、それをトングではさんでゆっくり回していくと・・・。火が起こりました!火をつけてうれしそうな生徒。それを笑顔で見守る友達と先生方。自然と大きな拍手が起こります。一人が火おこしに成功するのを見ると、自分も火をつけてみたいという思いが強くなります。そこからは、どのグループからもきれいな火が起こり、大きな拍手と歓声が上がっていました。

 火おこしのようす。 火おこしのようす。火が着いた。

 

 今回の出張授業で古代のことや埼玉古墳群に少しでも興味をもってくれたら幸いです。

 出張授業は今後も様々な学校で行われる予定です。今後の更新も楽しみにしていてください。

 (広報・学習支援担当)

古代人、出張授業をお手伝い(小学校向け「古墳時代へタイムスリップ!」)

 どうも、古代人です。

 

 

 先日、博物館の出張授業をお手伝いしたので、そのときのことを書きます!

 

 
 今回の出張授業は「古墳時代へタイムスリップ!」。小学4年生の皆さんに、古墳時代と埴輪、埼玉古墳群について、興味をもってもらうために行いました。

出張授業の様子。

 今の4年生の社会科の学習では、自分の住んでいる地域の文化財について勉強する時間があるんだって。だからみんな、「埼玉古墳群」について勉強しているんだね。

 


 でも、ただ話を聞いているだけだとつまらないよね。今回は、博物館の職員の人がクイズをたくさん用意してくれたよ。

クイズをしているところ。モニターに問題が写っている。黒板には各班の得点が貼ってある。

グループで協力して、高得点を目指そう! 

みんな、一生懸命答えを考えていたね。ちなみに、わたしは正解を発表する係だったよ。

円筒埴輪レプリカを見せて解説をする古代人の写真。

 

 

 実際に授業で使ったクイズを一つご紹介!

 問題:埼玉古墳群には、大型の古墳がいくつある? 次の写真を見て、数えてみよう!

埼玉古墳群上空からの写真。

 

 

 答えは、全部で「9基」(円墳1基・前方後円墳8基)!

埼玉古墳群上空からの写真(大型古墳を丸で囲む。)。

 大きな古墳がこれだけ集中しているのは、全国的にも珍しいんだ。

 

 古墳じたいの価値もあるし、長年、多くの人が整備したり研究してきたのが評価されて、埼玉古墳群は令和2年3月に国から「特別史跡」に指定されたよ。史跡の中で最もすごいレベルの場所ってことだね。

 

 

 この授業で、古墳時代や埼玉古墳群に興味をもってもらえたら嬉しいな。

 


(古代人)

古代人が埼玉古墳群と博物館の思い出をふりかえります②

どうも、古代人です。
 

職員の方のお手伝いで、埼玉県立さきたま史跡の博物館や埼玉古墳群に行った時のことを振り返っているよ。

前回の記事はこちら

 

2022年の冬頃に、古墳群を見て回ったんだった(#古代人の日常_Season2)。

南側の古墳を見て、前玉神社に寄ったあと、なにをしたかというと……


埼玉古墳群の中で一番大きい、「二子山古墳」の横を通っていったよ。全長が132mもあるから、なかなか通り過ぎないんだ。

 

 

将軍山古墳展示館の入口を見つけた古代人。
墳丘の埴輪が目印の「将軍山古墳」に着いたら、中が展示施設になっていた。

 

2023年11月の今は本館が工事でお休みだから、この将軍山古墳展示館でチケットを買うことになるよ。

今チケットを買って取っておけば、本館が再開した後、1回だけ無料で入館できるらしい。詳しくはトップページの「博物館(本館)の工事休館のお知らせ」を見てね。

 

石室の復原展示を見る古代人。
将軍山古墳展示館の見どころといえば、やっぱり「石室の復原展示」。石室がつくられた当時そのままの床が見られるなんて、なかなかないことだね。

 

 

 稲荷山古墳の礫郭表示を観察する古代人.
将軍山古墳から少し歩いて、稲荷山古墳に登ったよ。金錯銘鉄剣が見つかった礫郭の位置に表示があるから、よく見ておこう。この中に、昔の人が剣や まが玉と一緒に埋葬されていたんだね。

 

 

 丸墓山古墳を眺める古代人。
隣の「丸墓山古墳」は階段を上るのがけっこう大変だった。でも登り切ったらとても眺めがよかったなあ。晴れていたから、行田市の町なかにある忍城(おしじょう)も見えたよ。
丸墓山古墳から見える忍城。

 

 

 

保存運動の碑を見る古代人.
その後は、古墳の保存運動を始めた人たちが建てた碑や、埼玉県名発祥の碑を見たよ。

古墳群の中にはいろいろな碑があるから、巡ってみるのも面白いかも。

 

7月頃になってもう一度古墳群に行ってみたら(#古代人の日常EXTRA)、ちょうど「鉄剣月間」という期間だったみたいで、国宝展示室でクイズラリーを開催していた。あと「埼玉の考古おひろめ展」という展示もやっていたね。

奥の山古墳の盾持人埴輪のレプリカを観察する古代人。ミュージアムグッズ「国宝鉄剣箸」
他にも、新しいミュージアムグッズが出ていたり、奥の山古墳の横に盾持人埴輪のレプリカが立っていたり、半年くらいの間でも色々変化があって面白かったなあ。

 

 

そういえば、今年の初めには、同じ県立の博物館の「嵐山史跡の博物館」にも行ったっけ(#古代人の日常Season3)。

不思議な服の人が解説しながら案内してくれて、とても面白かったし、ためになったよ。また別の回で紹介しようかな。

 

思い出してたら、またどこか博物館に出かけたくなってきたなあ。もし出かけたら、このブログでリポートします!

 

またね!

 

(古代人)

愛宕山古墳発掘調査開始です!            

いよいよ本日から発掘調査が始まります!

今回は、発掘調査を開始する前の準備の様子をお届けします。

 

 

 発掘は事前の準備がとても大切で、計画を入れると数年前から決まっていることもあります。

 今年度の発掘についても、どこを・どのような目的で・どのように掘るのかを検討してきました。もちろんこれは学芸員だけでなく、大学の先生方や有識者の方々にご指導いただいています。

 そして、発掘で使用する機材や重機の契約も大切なお仕事です。つまり、発掘に至るまでには事務業務も多々あります。

 


 こちらは、機材置き場と休憩所の設営風景です。

休憩所設営休憩所設営

 普段あまり使用しない場所なので、土埃や虫が...。作業員さんに快適に過ごしてもらえるよう、きれいにしました!

 


 さて、こちらは10月中旬の愛宕山古墳の様子です。

 (草刈り前) 南西から撮影 (草刈り前) 南西から撮影(草刈り前) 北西から撮影(草刈り前) 北西から撮影

草が延びてしまっています。これでは土を掘ることができないので、専門の業者の方に草刈りをしてもらいました。

 

 

こちらが現在の様子です。

(草刈り後) 南西から撮影(草刈り後) 南西から撮影(草刈り後) 北西から撮影(草刈り後) 北西から撮影

 すっきりしました!

 

 こちらは安全対策としてネットを張っている様子です。

安全対策安全対策

 発掘が始まると深い穴(トレンチ)を掘ることになるので、間違って入ってしまわないようにネットで囲みます。

 

 

 最後は、調査区設定の様子です。

調査区設定調査区設定

 調査区設定は、左奥にみえる機械を使用して調査する場所に目印を付ける作業です。

 

 

 さあ、これでいよいよ発掘が開始できます!

 今後は調査の様子をお届けします。お楽しみに!

 

 
(史跡整備担当)

新しい3Dモデル公開しました!!①

 新しい埴輪の3Dモデルを公開しました。

将軍山古墳から出土した円筒埴輪の3次元モデル。

Sketchfabで見る(外部サイトが開きます)

 今回3Dモデル化した館蔵資料は、将軍山古墳から出土した円筒埴輪です。この円筒埴輪は、平成5年度の発掘調査の際に後円部北側の内堀から出土したものです。ほぼ完形品で、器高は62㎝の4条突帯をもち、色調は橙色で直立状の形状をもつのが特徴になります。

 

 

 将軍山古墳では、他のタイプの円筒埴輪も出土しており、同じ古墳でも複数の工人集団によって作成されたタイプの違う円筒埴輪が並べられていたことがわかっています。

 

 引続き埼玉古墳群で出土した円筒埴輪の3Dモデルを公開していく予定ですので、3Dモデルを通して円筒埴輪の種類の違いを感じていただければと思います。

 

(史跡整備担当)

古代人が埼玉古墳群と博物館の思い出をふりかえります①

 どうも、古代人です。

 

 さきたま史跡の博物館のホームページをご覧の皆様、はじめまして。

 わたしは埼玉古墳群とさきたま史跡の博物館に定期的に行っていました。最近、博物館本館が工事休館になって残念に思っていたら、職員の方から、博物館の休館中ブログで記事を書いてくれないかと頼まれて、今書いてます。

 ノートパソコンでブログを執筆する古代人。

 職員の人とちがってあまり専門的なことは書けないけど、ファンの一人として、どんなことが楽しかったか思い出しながら書いていくよ。面白そうだなと思ったら、皆さんも行ってみてね。

 

 

 2022年の初め頃に、さきたま史跡の博物館と埼玉古墳群に初めて行ってみたんだ。その時のことが、博物館の公式X(旧Twitter)にも載っているね。「#古代人の日常」で検索すると、まだ見られるかも?

 

 あの日はまず館内を歩いてみて、国宝展示室で「金錯銘鉄剣」などの貴重な遺物を見たよ。

 

金錯銘鉄剣を見る古代人。

 今は工事休館中だから、本物はしばらく見られないのが残念。再公開を待ちたいね。

 

 

 あとは、博物館のオリジナルグッズを買ったり「まが玉づくり体験」をしたり……。

博物館でグッズを選ぶ古代人。

 グッズは、今でも博物館に連絡すると郵送で買えるみたいだね。詳しくはこのページ(利用案内>ミュージアムグッズ>通信販売の申込方法について)に注文の仕方が書いてあるよ。

 

 

 博物館で出土品を見た後は、外に出て埼玉古墳群を歩いてみたよ(#古代人の日常_Season2)。古墳群は本当に広くて、ゆっくり見ていると2時間くらいはかかったかなあ。冬だったからちょっと寒かった。

特別史跡 埼玉古墳群ガイドブックの表紙。

 古墳群をまわるときは、博物館で買った「特別史跡 埼玉古墳群ガイドブック」がとっても役に立ったな。今は博物館に入れないから、郵送で買うか、駐車場の向かいの「さきたまテラス」って施設で買うこともできるみたい。

 

 博物館のすぐ近くの瓦塚古墳を見た後、まずは古墳群の南側の3基(奥の山古墳、中の山古墳、鉄砲山古墳)をまわったよ。

奥の山古墳の傍らに立つ古代人。

 

 

 鉄砲山古墳で撮った写真。わたしと比べると大きさがよくわかるね。

鉄砲山古墳と古代人。


 途中で近くの前玉神社に寄って、「さきたま」と言葉が入った歌の碑を見たり、猫たちに挨拶したり。この近くは古墳だけじゃなくて、楽しみ方も色々あるんだ。

万葉歌碑を見る古代人・前玉神社の猫に挨拶する古代人

 いろいろ思い出してきて、長くなってしまった。続きはまた別の記事で書こうかな。

 またね!

 

(古代人)

2年ぶりの愛宕山古墳の発掘調査始まる!

  11月から愛宕山古墳の範囲確認と保存状況を確認するための発掘調査を行います。

 

 今回は令和3年度から2年ぶりの発掘調査で、これまで未調査だった前方部南側及び周堀南側(かつてお店があった場所)が対象です。

 調査に当たっては近隣や公園利用者に配慮し、安全に作業を進めてまいります。

 なお、発掘調査現場内は大変危険ですので、立ち入りはご遠慮ください。ご理解ご協力のほどよろしくお願いします。

 

 

1.調査期間 令和5年11月1日(水)~令和6年2月29日(木)

2.調査地点 愛宕山古墳

3.調査日時 各週の火・水・金曜日の9:00~16:00まで
      (調査の進捗や天候状況により、変更することがあります)

愛宕山古墳発掘調査区

 どんな発見があるか私たちも楽しみです!

 

休館中ブログにて調査の様子をお伝えしていく予定ですので、引き続きよろしくお願いします。

(史跡整備担当)

 

現場に関するお問合せ
埼玉県立さきたま史跡の博物館 史跡整備担当
TEL 048‐559‐1181

博物館改修工事の進捗状況Vol.1

さきたま史跡の博物館は9月1日より改修工事に伴い休館となっておりますが、

改修工事中の当館の状況についてお知らせいたします。

 

①博物館外のケヤキ並木

 博物館へと続くケヤキ並木から博物館までは、安全のためのフェンスで囲われています。

来園者用の通路を確保してありますが、通常時と比べとても狭くなっておりますので、通行には充分お気を付けください。

 

ケヤキ並木の写真フェンス外通路の写真

 

博物館前にあった自動販売機はフェンス外に移動してありますので、今までどおりご利用いただけます。

自動販売機の写真

 

②博物館の外観

 博物館の外観写真です。工事用の仮設事務所や足場が組まれており、工事着工前と現在の状況を比較すると、その違いは一目瞭然です。

 博物館外観様子(現在)

フェンス外通路の写真

博物館外観様子 (工事前)

博物館外観様子 (工事前)

現在は作業を行うための足場組立を行っています。これから屋上防水や館内の空調設備、電気設備などの改修を行っていきます。

 

引き続き進捗がありましたら更新していきます!

さきたま史跡の博物館の再オープンをお楽しみに!

(総務担当)

出張授業に行ってきました(中学校向け「郷土の誇り 埼玉古墳群」)

 先日、博物館の近隣の中学校に出張して授業を行いました。
 テーマは「郷土の誇り 埼玉古墳群」。古墳群や出土品についてのより深い知識や、地域の人々が古くから地元の古墳に向き合い、保護を行ってきた歴史をお伝えしました。

授業の様子。

 各地の古墳は、様々な事情で墳丘の部分がなくなってしまったものが多くあります。埼玉古墳群の古墳は今でこそ特別史跡の指定を受け大切にされていますが、かつては消滅が危ぶまれた時期もありました。

 埼玉古墳群の位置する土地(現在の行田市)が開拓され始めた頃は、地面が水分を含みすぎていて開拓がうまく進まなかったようです。そこで、古墳の墳丘から埋め立て用の土をとることが行われていました。

 例えば、かつて埼玉古墳群の東にあった若王子古墳は、土取りで昭和9年頃には完全になくなってしまいました。

若王子古墳があった位置上空からの写真(黄線はクロップマークから推測された墳丘の形。)

 このままでは他の古墳もなくなってしまうと危惧した当時の埼玉村の人々は、昭和10年、県に対して丸墓山、二子山、鉄砲山古墳の保存要望書を提出します。指定のための調査が行われる間にも、稲荷山古墳の前方部が土取りで消滅してしまいましたが、昭和13年にはそれらの古墳が周辺のものも含め「埼玉村古墳群」として国の史跡に指定されます。

 この指定の後には、各古墳の周りに「埼玉村古墳群」と書かれた標柱や記念碑が建てられました。これは、地域の古墳を守っていこうとした人々の決意の証といえます。昭和32年に「埼玉古墳群」へ名称を変更した現在も、これらの石碑や標柱は古墳をまもるように残っています。

保存運動の記念碑鉄砲山古墳の標柱

 この授業を通して、埼玉古墳群の近くに住む中学生の皆さんに、古墳や郷土の文化財を誇りに思い、大事にしていく気持ちを持ってもらえればと思っています。

 
(広報・学習支援担当)

学習支援ボランティア活動中【火おこし道具制作】

 普段は、まが玉づくり体験など各種体験のお手伝いをしていただいている学習支援ボランティアの皆さん。休館中でイベントが限定されている今は、どんなことをされているのでしょうか。

 
 一つは、イベントのための道具の準備です。

 火おこし体験で使う道具を作っているところです。これは舞ぎり式というやり方に対応した道具で、板状の部分を上下させると、芯が回って木どうしで摩擦を起こすことができます。

 摩擦で熱を持った火種から、火をおこすことになります。

 ちなみに、芯の部分は擦り減ったら取り換えられるようになっています。写真は、予備の芯を作っているところです。

 「火おこし」はさきたま古墳公園内で行うほか、出張授業でも実演することがあります。この機会に新しい道具をそろえておき、来年度は万全の状態で臨みたいです。

 道具制作に協力いただけるボランティアの皆さんには、感謝してもしきれません……

 
(広報・学習支援担当)

動画紹介「空中ガイドツアー『VR埼玉古墳群』」

当館の公式YouTubeチャンネルでは、古墳群や展示資料に関する動画を公開しています。

チャンネル内でもっとも多く再生されているのが「さきたま空中ガイドツアー『VR埼玉古墳群』」(令和3年公開)です。

これは、埼玉古墳群の全9基の古墳を上空から見ることができる動画です。指でスワイプしたり、マウスでドラッグすることで視界を360度動かすことができます。

古墳の各部分を示しながらの音声解説・字幕もついています。

動画の一場面。字幕が出ているところ

 さらに、VR(Virtual Reality)視聴に対応する動画のため、一部のスマートフォンのアプリや市販のゴーグルを使うと、体の動きに合わせて立体的な映像を体感することができます。
(※ VR視聴の環境や具体的な手順に関しては、YouTubeのヘルプなどをご確認ください。)

遠方でなかなか埼玉古墳群を訪れることができないかた、空から古墳を見てみたいかたも、この動画でいつでも空中散歩を楽しめます。ぜひご視聴ください。

 

(情報発信検討会)

将軍山古墳展示館にポスター・チラシを置きました。

 今日は広報のお仕事についてお伝えします。

 さきたま史跡の博物館は現在、本館が工事休館となっています。

 将軍山古墳展示館は平常通り入ることができます。

(将軍山古墳展示館)

 これまで本館の中にあったポスターとチラシを将軍山古墳展示館に移すため、掲示用ラックなどの什器ごと車に乗せて運びました。

 入口付近の道がせまく、車を入れるのが大変でした……

 無事、設置完了しました。今後さきたま古墳公園で行われるイベントの案内チラシや、Webでも受付中の「故郷さきたま写真展」応募用紙などが置いてあります。

 過去の企画展リーフレットなど、ここにしか配架しないものもちらほら。

 

 本館が使えない今、チラシやポスターで広報を行うことができる貴重な場なので、うまく活用していきたいです。

(広報・学習支援担当)

出張授業とは?/出張授業の実施に向けて

 今回は、「出張授業」のおしごとについて紹介します。

 出張授業とは、博物館に務める職員(主に教員免許のある者)が、小学校などに出張して授業を行うものです。

 博物館のお仕事には、館内に展示を行ったり、資料や史跡を適切に管理したりするだけでなく、その価値や存在を外に伝えていくことも含まれます。たとえば埼玉県内だと、出張授業によって「埴輪」やその欠片を始めて触ったり、初めて「まが玉」を作ったりした方もいるのではないでしょうか。

  余談ですが、Twitter(現X)上で、「埼玉県ではまが玉を作る授業があった」という投稿が話題になっていました。当館も取材に答えています。

 近年でも出張授業の1つとして、「オリジナルまが玉を作ろう」を希望に応じて実施しています。

 出張授業でまが玉を作った小学生の方が、休日に改めてまが玉を作りたくて来館してくれたということも結構あります。そんなことがあると、出張してよかったと思います。来年度に休館が明けたとき、博物館や古墳群にたくさん来てもらえるように頑張っていきたいです。

 

 今年の出張授業(下半期)の実施時期は、令和5年9月1日(金)~令和6年2月29日(木)※です。先週は、この周知のために「出張授業案内パンフレット」を作成し、県内の各小学校に市町村教育委員会を通じて配布しました。すでにいくつか申込をいただいているところです。

 小学校に出張することが多いものの、特別支援学校、中学・高校・専門学校からお話をいただくこともあります。まだ歴史の勉強が始まっていない小学3年~5年生のクラスでも体験やクイズを通して授業を行うことができるので、気軽にご相談いただきたいと思っています。

 

【出張授業 各プログラムの詳細・申込はこちら】

 

 今年度の出張授業の様子は、このブログでもご紹介するかもしれません。また、特別ゲストに授業をお手伝いしていただくこともあります。今後の更新にご期待ください。

(広報・学習支援担当)

 

※(月曜日・臨時休館(年末年始休館)・土曜日・日曜日を除く)